I Am The Avalanche 「Wolverines」

Country: New York, US
Release Year: 2014
Label: I Surrender Records/ICE GRILL$

Track List:
1. Two Runaways
2. 177
3. The Shape I'm In
4. Young Kerouacs
5. Wolverines
6. Anna Lee
7. Save Your Name
8. Where Were You
9. My Lion Heart
10. One Last Time

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For Fans Of:
Polar Bear Club/Donots/The Flatliners



表のPop PunkがBlink-182やNew Found Gloryならば、裏番長はI Am The Avalanche。個人的にはそんな風に位置付けていますが、今作が早くも３枚目のフルアルバムリリースです。前身バンドThe Movielifeで’００初期に活動後このバンドを結成しています。またフロントマンのVinnie Caruanaはソロとしても作品をリリースしています。
このバンドの良さはとっつきやすいメロディにあると思います。現代のエモメロなPop Punkとは対照的で、ストレートに、シンプルに聴きやすいメロディが鳴っていますね。Vinnieの泥臭い歌い回しもPop Punkフリークのみならず、HxCリスナーにも受け入れられそうです。The Movielife時代にはHxC名門レーベルRevelation Recordsと契約していたというのも納得です。


この曲なんかはかなりPolar Bear Clubっぽいです！いいですねー！
シンプルだけれども、たまに捻りを入れてきます。こういう変化球が個人的にはかなりツボです。それでも前作に比べてすっきりとまとまった感じはします。より素朴なサウンドになっているといった印象を受けました。１０曲はわりとあっという間に終わってしまいます。


Orgcoreを彷彿とする郷愁感がにじみ出ているナンバー。今年新作をリリースしたAgainst Me!をチェックした方はこちらも聴いてみると良いかもしれませんね。シンパシーを感じます。Orgcoreで思い出しましたが、The Menzingersもアルバムのリリースを控えていますね。前年ではモダンPop Punkのリリースラッシュが続きましたが、今年はPunkの中でも渋くて泥臭いバンドが中心となっていくのでしょうか？


後半にいくにつれて渋さと深みが増していきます。Hot Water Musicのような哀愁が漂っています。You Blew It!の新作に続いて２０１４ベストセレクションになること間違いなしの１枚です。