2014/03/15

You Blew It! 「Keep Doing What You're Doing」

Keep Doing What You're Doing cover art
Country: Florida, US
Release Year: 2014
Label: Topshelf Records

Track List:
1. Match & Tinder
2. Award Of The Year Award
3. Strong Island
4. Regional Dialect
5. House Address
6. A Different Kind Of Kindling
7. Rock Springs
8. You & Me & Me
9. Gray Matter
10. Better To Best

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For Fans Of:
Prawn/Crash Of Rhinos/By Surprise



最高です!

兼ねてから新作への期待が高まっていたフロリダ産Emo、You Blew It!の2ndフル。今作はプロデュースにEvan Weiss(Into It. Over It)も関わり、モダンEmoの強力なタッグによって制作されました。前作もTopshelfからリリースされ、国内のEmo好きの間でも話題となっていましたね。
2年の間に本国での人気もとても高まり確かなファンベースを築き上げています。フェスやライブでは引っ張りだこの上チケットがソールドはもちろん、シンガロング必須の超ライブバンドとして成長していました。動画サイトにここ数年のライブ動画がたくさんアップされているので気になる方はチェックしてみてください。

このハートフル×エモ全開なイントロで即ノックダウンされてしまいます。このトラックは個人的にアルバム1のキラーチューン。M2なんかを聴けばEvanプロデュースの業が垣間見れますね。
最も印象に残るのはVo.の歌い回しです。前作ではなよっとした、かつ曲調に合った静寂なボーカルパートが目立ちましたが先ほどのリンクであげたM1からパンクの熱量を持ったパワフルな歌がもうドツボです。古いところだとCap'n JazzやBraid、最近でいうとAlgernon CadwalladerやDadsのようなアレンジ、展開、雰囲気。Emoのもつ暑苦しさというかむさ苦しさというか、届きそうで届かない声、これはもはや必須項目となりつつある とTwitterで誰かが呟いていましたが本当にそう思います。僕もこのような、言ってしまえばダサさの部分が好きなのかもしれません。
「Emoやってるやつは歌が下手でメガネをかけていて、髭を生やしていなきゃいかん」と。
EmoにもEmpire!Empire!のような草食系と、シンガロングが巻き起こるCap'n Jazzのような肉食系とあるような気がします。どちらもEmoとしての魅力はたっぷりですよね。

決して足早にならない展開、独自のテンポでリズムをとっていくのがとても曲調とマッチしていてそこが本当にズルいなぁと思います。また従来の作品ではミックスを(多分)意図的に粗くしていたので、彼らのキャリアの中では最も鮮明でクリアに曲を聴くことができます。
今年リリース作では間違いなく名盤に挙げられるでしょう。Emo/Indie/PunkというタグがこれほどしっくりくるEmoバンドもそういませんよね。このアルバムを聴く度にまたバンドがやりたくなるものです。You Blew It!やCARDなんかに近づいたサウンドで。

若くしてすでにこの話題性、今後にも期待です。切実に日本に来てほしいです。
余談ですがこのMVでGt.が着ている"You'll Live"という文字ですが、これは過去にYou Blew It!でBa.を弾いていたメンバーが始めたバンドのマーチです。このバンドも今年動きがありそうですよ・・・!

【おまけ】
You'll LiveはNai HarvestをもっとScreamo寄りにしたバンドです。当ブログのコンピにも2度参加してくれました!激情系が好きならばチェック!

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