2015/09/21

Dogs On Acid 「Dogs On Acid」

Dogs On Acid cover art
Country: Pennsylvania, US
Release Year: 2015
Label: Jade Tree Records


Track List:
1. Keep In Touch
2. Flushed
3. Ideal Decanter
4. The Prick
5. Make It Easy
6. No Trigger
7. 9 Times
8. Sun Bleached
9. Let The Bombs Of Fall Off
10. 5th Of July

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For Fans Of:
Weezer/Sundials/Glocca Morra



ありがとう2015年!僕はこのアルバムが聴けただけで満足です。
PA出身の4ピースがJade Treeからフルアルバムをリリース。もう声を聴いてわかるかと思いますが、元Algernon CadwalladerのフロントマンPeterが歌っています。ライブ映像を見るとBa.からGt.に持ち替えています。Gt.も弾けるんですね彼。
何を隠そう、このバンドはメンバーの半数以上がAlgernon Cadwalladerで活動していたキャリアを持っているんですから。これはもう別名義と言っても良いレベルですね。となると、必然的にこのバンドへのハードルは高まるわけなのですが、しっかり仕事してくれました。むしろ期待以上のものを今作で残してくれました。


Algernon Cadwalladerのような"Math + キラキラなEmo"という構図は全くとっていません。あの頃に比べると、このバンドでやっていることは「ど」が付くほどのシンプルっぷり。ドラムなんかタムも使わなきゃ、クラッシュも使っていませんでした(笑)Gt.に関しても、アルペジオを含んだ緻密なやり取りが非常に少ないです。
アルバム前半だけを聴くとPower Popからインスパイアされた節もあるし、ロッキンな曲が印象に残りますが中盤からラストまでにかけて、急にエモーティブな流れになっていきます。それもAlgernonの頃のようなキラキラ系エモではなく、どんよりしたエモさ。PeterのTim Kinsella継承スタイルは成りを潜め、Dogs On Acidでは歌もの中心で頑張っております。それも相まって、従来の彼らの作り出す音楽とは、やっぱりどこか違うものを感じますね。


このバンドの根底にあるのはキャッチーさですね。これはもうAlgernonの頃からそうなんです。そこが最大の強みでもあります。
特に今作はWeezerのブルーアルバムに匹敵するほどのポップネスな仕上がりをみせているので、ジャンルにこだわりなく万人にウケるであろうメロディーワークが展開されているのであります。
本当に捨て曲無いですからね、このアルバムは。脱帽です。


今年のJade Treeは勢いあるリリースがあって実に素晴らしいですね。
You Blew It!のEPに始まり、Spraynardの復帰作、そして極めつけはDogs On Acidです。
少し話がずれますが、Pure Noise Recordsも今年のリリースはなかなかアツいですね。近いリリースだと、僕はSeawayが楽しみです。あとはBlack Numbersも今年前半に記事の中で書いたと思います。それから地味にPolyvinyl Records、ここもさりげなく優良リリースが続いております。いろんな音楽メディアが注目しているBeach Slangのフルアルバムが控えています。
逆にNo Sleep RecordsやRun For Cover Recordsは少し勢いが衰えている印象があります。まぁこれは僕が好きなジャンルに偏りがあるため一概には言えないことだと思いますが。
逆に、トレンドであるShoegazerやDream PopだとRun For CoverやTopshelf Recordsは旬だと思いますからチェックしてみるとホイホイ出てくるのではないでしょうか。

【おまけ】

リリース話しついでに、秋のお楽しみはLoma Prietaの新作です。
これはもう本当に楽しみです!公開されている新曲を聴く限り、若干新しいアプローチが取り入れられている感じがしました。


昨年鮮烈なデビューを飾ったカナダのYouth Decayのフルアルバムもかなり期待できそうです。
メンバーがDaggermouth/Living With Lions/Comeback Kidっていう、これだけでもう十分約束されているじゃないですか(笑)


これは新作ではないのですが、ここ数年音沙汰のなかったLiving With Lions。
どうやら水面下で色々動いているようで新作を予兆させるアナウンスもされているんですよね。
僕は3代目のVo.になってからのスタイルが凄く好きなのでとても楽しみでいます。
本国では不評みたいですが・・・(笑)

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