2016/05/15

Pity Sex 「White Hot Moon」

White Hot Moon cover art
Country: Michigan, US
Release Year: 2016
Label: Run For Cover Records
For Fans Of: Nothing/Slowdive/Whirr


Track List:
1. A Satisfactory World For Reasonable People
2. Burden You
3. Bonhomie
4. September
5. What Might Soothe You
6. Plum
7. Nothing Rips Through Me
8. Orange And Red
9. Dandelion
10. White Hot Moon
11. Pin A Star
12. Wappen Beggers

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フルアルバムは2枚目のリリース。今作もPity Sex節全開のShoegazer/Dream Popなサウンドを聴かせてくれます。1stアルバムでがっちりとハートを鷲掴みにされた方も多いのではないでしょうか。僕もそのうちの一人です。昨今ブームのShoegazer、このバンドはシーンで火が付く以前からこのスタイルを貫いています。当時はあまり見向きもされていないShoegazerですが、2010年頃=Pop PunkやEasycoreが盛り上がっていた頃からこういうアプローチを示していたのはPity SexとWhirrでした。どちらのバンドも今ではシーンの前線で活躍していますよね。「先見の明」とは正にこのことでしょう。


個人的には今トレンドであるShoegazerにあまりピンとこなくて、がっつりハマっているわけではないのですが、Pity Sexに関してはかなり聴きやすくShoegazer初心者・入門にしては最適ではないかなと考えています。
元々を辿ればMy Bloody ValentineやSwervedriveなどに行き着くわけですが、先代のShoegazerを上手く噛み砕き、Pop/Indieという解釈でアウトプットした完成系がPity Sexのサウンドなのではないかなと。そんな風に思いますね。


逆にPity Sexのようなバンドがいるなら知りたいなと思っています。こういうバンドならいくらでも聴けるので、オススメがあったら教えてください。
今作は1stに比べメロディワークが格段に上がっており、エモーティブなShoegazer節を鳴らしています。Brennan GravesとBritty Drakeによる男女混成のVo.スタイルも耳に心地よく入ってきます。
予想以上にツボにハマる作品に仕上がっていたので今年のベスト候補には間違いなく入ります。
話題のShoegazerの入門として、また普段Indie/Emoに精通しているリスナーも今作はチェックしておいて損は無いでしょう。

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