Balance And Composure 「Light We Made」

Country: Pennsylvania, US
Release Year: 2016
Label: Vagrant Records
For Fans Of: Toro Y Moi/Funeral Party/Tycho


Track List:
1. Midnight Zone
2. Spinning
3. Afterparty
4. For A Walk
5. Mediocre Love
6. Postcard
7. Call It Losing Touch
8. Fame
9. Is It So Much To Adore
10. Loam

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やってくれました。大きく方向転換を図った1枚です。これは賛否両論別れそうですが、僕は好きです。
2013年にリリースされたフルアルバムではExplosion In The Skyのロック版とも言える、勢いと音圧でリスナーを黙らせる作品を世に放ったわけですよ。それが今作ではどういうわけか、その片鱗も見えない作品となっているわけです。3年という時期を経て生み出されたB&Cの新作は、ChillwaveにIndie Rockをミックスしたような新境地を切り開きました。
M1からこの落ち着きよう。アダルトなナンバーになっています。ギラギラした危なっかしい雰囲気から、一気に成熟してしまいました。


映像からも見て取れる程のドープさ。アルバム通しても音の深みにハマり、ゆっくりと沈むようにトラックからトラックへ切り替わっていきます。
Turnoverが80'sニューウェーブに回帰したサウンドでシーンに風穴をあけましたが、B&Cの今作もかなり衝撃的な内容になっていると思うんです。これぞエクスペリメンタルな要素がこの1枚に凝縮されています。以降もこの調子でやっていくのか、再び原点回帰するのかはバンド次第ですが、どっちに舵を取っても面白く転がりますよね。これはうまいことやったと思うよほんと。昨今ブームのShoegazerとも違うんですよね。


大々的に電子音を取り入れることで新たなアプローチを見出しています。
これライブとかどうやってるんだろ。過去の曲も織り交ぜているのかな。色々気になっちゃいますね。
ただですよ。色々変わったとは言いましたが、繰り出されるメロディの数々はやっぱりB&Cそのものなんですよね。だから違和感なく聴いていられるのかもしれないです。どんよりとした陰鬱なフレーズはキャリアがスタートした時から変わっていないです。