2017/03/27
べすと OF 2016
2016年のベストまとめ記事です!
まだ年度が変わっていないので、ぎりぎり昨年のベストを投稿する猶予期間だと思っています(笑)
今回のベストの結果は自分で見ても、とても安定しているような感じがしました。本当に好きなジャンルしか聴いてなかっただなぁというのが顕著に出ています。
例の如くこちらのサイトで「みんなのベスト」に投稿しました。(これだけは期間内にきっちりやっているという)
投稿時と結果は変わりませんが、こちらではもう少し詳細に記事として残します。
並びは順位ではなくアルファベット順です。
◆Album◆
1. American Football / American Football (LP2)
再結成や来日で年齢層問わずEmoファンを歓喜させた伝説のバンドが、まさかの新作リリース。このバンドにしか出せない空気感が濃縮された、素晴らしいアルバムに仕上がっていました。
なんと今年も来日しちゃうんだから絶対に行きます!
2. Half Hearted Hero / Isn't Real
The Fullblastをフェイバリットに挙げ高速メロディックな曲をプレイしていたのに、いつの間にかマイルドなサウンドに変化していました。いや、これはこのバンドの進化とも言うべきでしょうか。この進化が個人的にどストライクだったなぁ。
Saves The Dayのように、Title Fightのように、Crime In Stereoのように。それまでのプレイスタイルから脱却を図り成功した良い例です。
3. Into It. Over It. / Standards
Owenのように牧歌的な曲もあれば、モダンPop Punkのようなアプローチもあり、だけれども芯はEmoでいてブレない。
Evan Weissの才能には毎回感心します。こんなマルチな才能を発揮するアーティストって他にいないよね。マジで逸材です。
そういえば、とあるAmerican Footballのライブ映像でNate Kinsellaに代わりBa.をプレイしている姿が拝めます。
4. jyocho / 祈りでは届かない距離
ex-宇宙コンビニのだいじろー率いる、超絶テクニカルMath Rockバンドのデビュー作。
宇宙コンビニに比べて楽器も多彩になって、今までよりも遥かに複雑なフレーズが飛び出します。一体このインスピレーションはどこから湧いてくるのか・・・底知れない力に恐怖すら感じますね。
海外勢にも引けを取らないGt.テクニックに圧倒されること間違いありません。TTNGとスプリット出してくれ。
5. manchester school≡ / Lovers, Rubbers
Buzzcocksとか銀杏BOYZとかCharles Bronsonとか、HxC/Fastcore/青春パンクを全部料理してしまったようなサウンドが魅力的です。過去にEPを1枚リリースしていますが、それをも凌ぐ仕上がりとなっていました。「メロディック」「速い」と言ったワードに弱い人、是非聴いてみてください。
レーベルメイトのFRIDAYZがリリースしたアルバムも凄く良かった。2016年のThrash On Life RecordsはなかなかHOTでした。
6. Owen / The King Of Whys
American Footballだけに留まらずソロでも新作をリリースしたMike Kinsella。Evanもそうだけど、この人もとんでもない才能を持っています。
文句なんかあるわけないです。素敵な作品をありがとう。
7. Predawn / Absence
日本のNatalie Evansって勝手に思ってます。こういうアーティストって居そうで居ないんですよ。
本当は"Don't Break My Heart"っていう曲を紹介したかったんですが、無かったのでアルバムを手に取った方は是非聴いてみてください。
8. Signals Midwest / At This Age
僕が思うに彼ら至上一番良いアルバムです。キャッチーでありエモーショナルであり、そのバランスが非常に優れています。ちなみにプロデュースしたのはEvanさん。またお前か!(笑)
しかしプロデューサーとしてもこれだけやってくれるんだからすげー男だわ・・・まぁそれを抜きにしてもSignals Midwestの良さが沢山詰まっています。
9. Ten Thousand League / Ten Thousand League
ポストLoma Prietaに間違いないんですが、解散してしまいそうなのが危惧しているところです。もうちょっと表立って活動しても良いと思うんですよね。
とりあえずレーベルと契約して1枚ちゃんとリリースして欲しい!それも無くして解散したら俺は怒ります。
10. メシアと人人 / 最後の悪あがき
関西の2ピース。男女混成で曲もPopで、とても親しみやすいメロディです。
アルバム全体で見てもかなり良いセンスで曲書いてます。
"ホームセンター"という曲がめっちゃ良い。
◆EP◆
1. Coaster / Deuces
Built To Spillのようなナードたっぷりな歌い回しと対照的で、バックのメロディはめちゃくちゃポップ。アルバムも出しているんですが、90's Alternative好きな人には間違いない仕上がりをみせていて、このEPでもその良さが引き継がれていました。
2. Maison book girl / river (cloudy irony)
元BiSのコショージメグミが所属するアイドルグループ。中田ヤスタカとは違ったベクトルの打ち込みで曲が作られていて、メロディだけでなく歌詞も切なく儚いものを歌っています。雰囲気とめちゃくちゃ合ってるし、アイドルなのにスタイリッシュなところが斬新。
これがきっかけで過去の作品にもハマり、今年リリースされるアルバムもチェックする予定。
3. Pass Away / Sink Your Hooks In
Crime In StereoとI Am The Avalancheのメンバーで結成された極上メロディックなバンド。このバンドはアルバム単位で曲が聴きたいです。
4. Save Face / Folly
初期はSuch Goldっぽかったけど、それを引きずりながら徐々にEmoっぽいアプローチも取り入れだして、その完成系が2016年にリリースされたEPなのかなって思います。
力強く歌う様は現行のPop Punkに通ずるものがあるし、Gt.の繊細なアルペジオはEmo Revivalにシンパシーを感じます。
5. Slutface / Sponge State
女性がVo.を取るバンドでは一番良かった作品でした。Popなんだけれど哀愁を帯びた節々もあって、エモメロな展開がバッチグーです。
今年もEPをリリースしていて、制作意欲は高め。本国ノルウェーではけっこうな知名度を誇るようですね。
6. TURNCOAT & offseason / Split
愛媛のTURNCOATと沖縄のoffseasonによる国内スプリットなのですが、僕的にはTURNCOATが圧勝過ぎてやばい一枚でした。I Excuseをもっと馴染ませたようなポップさを持っていて、女性もVo.を取る混成スタイルも良いよね。アルバムも良いし好きです。
以上が2016年のまとめでした。
今年はどういう作品が待っているのでしょうか。わくわくします。
僕が個人的に楽しみにしている音源を貼ってこの記事は終わりにしたいと思います。
閲覧していただきありがとうございました!
Aye Nako
Bear Trade
Football, etc.
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