2018/12/20

2018 Release Review Pt.1

2018年にチェックした音源をまとめてレビュー!パート1です。

Jeff Rosenstock/Post
Country: New York, US
Label: Polyvinyl Records
前作Worryが凄く良かっただけに今作はそれほどインパクトが残らない結果に。
今年はFake ProblemsのChris Farrenと結成したAntarctigo Vespucciの方が各方面から高い評価を受けている印象。


Pianos Become The Teeth/Wait For Love
Country: Maryland, US
Label: Epitaph Records
Epitaphに移籍してから2枚目のフルアルバム。
前作に引き続きエモーショナルな節々が顔を覗かせています。
レーベルメイトのTouché Amoréと同じく醸し出す独特の雰囲気は健在です。


Tiny Movin Parts/Swell
Country: Minnesota, US
Label: Triple Crown Records
作を重ねるごとにどんどんエッジの利いたサウンドになっていきます。
Pop Punkファンにはウケているようですが、いちEmoファンとしてはちょっと置き去りになっている感が否めないです。


Superchunk/What A Time To Be Alive
Country: North Carolina, US
Label: Merge Records
エネルギッシュなPunk的アプローチも残しつつ、Indie寄りの繊細なアプローチもあって毎回チェックしたくなるバンドです。
前作"I Hate Music"に収録されていた"Stay Home"のような曲があると良かったなと。


Hop Along/Bark Your Head Off, Dog
Country: Pennsylvania, US
Lebal: Saddle Creek
各種メディアの今年のベストを見てもランクインしてる確率が高く、多くのリスナーを虜にしたアルバムと言ってもいいです。
ただ、僕は前作の方が好きです。ちょっと落ち着き過ぎたかな。
JoeのハチャメチャトリッキーなGt.が炸裂する曲とかもっとあっても良かったです。


Harm's Way/Posthuman
Country: Illinois, US
Label: Metal Blade Records
去年のNasty枠。やっぱこういうサウンドも、1年も過ごしてりゃ聴きたくなるもんです。
DeathwishからMetal Bladeへ移籍し方向性も更にブルータルな感じになってます。
このマッチョイムズ感もたまらないですな。男の音楽って感じがしてGOODでした。


Hurry/Every Little Thought
Country: Pennsylvania, US
Label: Lame-O Records
1stアルバム飛んで今作だったので2nd未聴なのですが、どこまでも優しいサウンドだなぁ。
二日酔いの時に飲む味噌汁のように包み込んでくれます。
90's EmoないしはIndie好きな人はマストチェック。


Timeshares/On Life Support
Country: Pennsylvania, US
Label: -
久しぶりのリリースでした。
前作まではPunk Rockしてましたが今作では牧歌的なアプローチが印象に残ります。
Gt.のJason Mosherが脱退してたのすごくショックでした・・・


Lifted Bells/Minor Tantrums
Country: Illinois, US
Label: Run For Cover Records
Chicago Emoのオールスターが集結したスーパーグループ。
キャリア史上初のフルアルバムということもあり待ちわびていた人も多いのでは。
Math×Popな感じたまらんです。バカテクなのに聴きやすい。


Gulfer/Dog Bless
Country: Canada
Label: Topshelf Records
「てーれ てれれれれれれ♪」ってこれだけでもう耳に残ること間違いなし。
Big Scary Monstersからリリースした前作から化けた気がします。
ただのトリッキーサウンドではなくめちゃくちゃキャッチーなメロを鳴らすので
リリース当初はかなりリピートしました。


Turnstile/Time & Space
Country: Maryland, US
Label: Roadrunner Records
「turnstile time & space」の画像検索結果
今年のHxC作品の中でも群を抜いていると思います。
アルバムのタイトルが示している通りコズミックなコンセプトの元、かなり前衛的なサウンドで、元々そんなにTurnstileに興味無かった僕もこれを機に好きになりました。
そのくらいインパクトのあるアルバムになっているので、まだ聴いてない方は是非チェックを!
"I Don't Wanna Be Blind"のベースラインが鬼のようにかっこいい。


The Wonder Years/Sister Cities
Country: Pennsylvania, US
Label: Hopeless Records
もうPop Punkの初期衝動のようなものは無くて、どんどん渋くなっていくよねぇ。
物悲しいというか、そういう空気を持っていると思います。
でも自分が感じるエモさともまた違っていて、相容れないけれどもつい聴いてしまうバンド。


War On Women/Capture The Flag
Country: Maryland, US
Label: Bridge Nine Records
前作から毛色は変わらず、緊張感があってシリアスな仕上がりを見せています。
Petrol Girlsにシンパシーを感じる部分もありますが、こっちの方がストイックでシンプル。
好みのジャンルを抜きにしても、単純にかっこいいと思えるバンドです。


Taken/With Regard To
Country: California, US
Label: Falling Leaves Records
「taken with regard to」の画像検索結果
14年というあまりにも長いブランク。しかしそれをも感じさせないクオリティ。
当時のTakenのまま、現代に舞い戻って参りました。
この世代の叙情派は軒並み解散してしまいましたが、これを機にリバイバルが起こったら大変な事件になると思います。


Gouge Away/Burnt Sugar
Country: Florida, US
Label: Deathwish.Inc
Touché AmoréのフロントマンであるJeremy Bolmが関わっているということでちょっと期待してたんだけど、案外そうでもなかったなぁってのが正直なところ。
前作は勢いと衝動にHxCを感じるものがあったけど、対して今作はどこにも振り切れてないなというのが率直な感想です。
良く言うなら個性的って言葉で説明がつく。


Tancred/Nightstand
Country: Minnesota, US
Label: Polyvinyl Records
前作よりは好きでした。
こういうEmoっぽい感じにはめっぽう弱いので、この方向性で活動を続けてほしいですね。
去年リリースしてたシングルも良かったです。


Tangled Hair/We Do What We Can
Country: London, UK
Label: Big Scary Monsters
7年越しのフィジカル音源!
元Colourだし、ヤベェ奴らなのは説明不要。特にDr.が圧巻です。
先に挙げたGulferよりもテクニカルです。


The Sidekicks/Happiness Hours
Country: Ohio, US
Label: Epitaph Records
このバンドもまたPunkとIndieをいい塩梅でアウトプットしてますよねぇ。
前作よりも落ち着いた印象がありますが、Hurryのように優しく包み込んでくれるような曲が多いのでちょっと一息つきたい時に聴きたくなります。


Hot Mulligan/Pilot
Country: Michigan, US
Label: No Sleep Records
ここ最近頭角を現してきたバンドであり、記念すべき1stフルアルバム。
リリース当時、各メディアでもかなり話題になっていた記憶があります。
ちょっと持ち上げられ過ぎじゃない?っていうのが僕の感想。
The Wonder YearsとCharmerを足して2で割ったようなサウンドです。


Elway/For The Sake Of The Bit
Country: Colorado, US
Label: Red Scare Industries
地味に全てのアルバムをチェックするくらい好きなんですが
特に今作は今までのアルバムに比べてかなりストレートだなと。
とても聴きやすいです。


Krimewatch/Krimewatch
Country: New York, US
Label: Lockin' Out Records
Vo.が日本人の女の子ということで少し話題になっていました。
日本語で歌う曲もあって、タイトルが「小便たれ」とか「ゴキブリ男」とか
Japanese Hardcoreを彷彿とする曲も多数あります。
Old SchoolなHxCが好きな人にオススメ。


The Get Up Kids/Kicker
Country: Kansas, US
Label: Polyvinyl Records
リリースとしては7年振りの新作となります。
いつものThe Get Up Kids。
逆にいつも通りすぎて新鮮味があまりないとも言えます。


Now Now/Saved
Country: Minnesota, US
Label: LAB Records
「now now saved」の画像検索結果
もうちょっとアンダーグラウンドなバンドだったはずなんですが
いつの間にかヒットチャートに進出しておりました。
ビジュアルも今風な感じですよね。
曲調もJess Abbott aka Tancredが在籍していた頃に比べて、エレクトロな要素が強めです。
陰鬱とした感じは変わらず。嫌いじゃないです。


Petal/Magic Gone
Country: Pennsylvania, US
Label: Run For Cover Records
Tigers Jawのメンバーがサポートしていたんですがいつの間にかひとり立ちしていました。
バラード多めでテンポもスローなので、1stEPのようなサウンドを期待して聴くとギャップが生じてしまうと思います。
今作は一人でNYに出てきた頃の葛藤とか不安を表現しているようで、そういう物悲しい感情も曲調によく表れています。


Slow Mass/On Watch
Country: Illinois, US
Label: Landland Colportage
ノイジーでダウナーな陰鬱なアルバムが仕上がりました。
元々Gt.とDr.がFormer ThievesというHxCバンドのメンバーということもあって、こういうショートチューンも作れちゃうのは器用です。
この曲に限ってはLoma Prietaじゃん!ってなりました。


mouse on the keys/tres
Country: Tokyo, Japan
Label: Topshelf Records
日本が世界に誇るバンドです。
今作ではCHONのMarioやLa DisputeのJordanがFeatされているということで、そっち方面が好きな層にもアプローチをかけたアルバムになっています。
Topshelfはtoeとtricotも抱え込んでいるので、本当に目の付け所が良い。


Save Face/Merci
Country: New Jersey, US
Label: Epitaph Records
今までの実績と初のフルアルバムということで期待していたんですが
ん~ちょっと違う・・・!もうちょっと捻くれたままで良かったのに。
ザクザクし過ぎてるというか、うわそんなアルペジオそこで弾くんだ みたいなそういう展開が欲しかった。


Teen Agers/When We Were
Country: Florida, US
Label: Smartpunk Records
去年リリースしたEPが良すぎたので、フルアルバムとのギャップが少し辛いところ。
Dag NastyとかBodyjarが好きな人はイケると思います。


以上、パート1はここまで。
パート2へ続く。

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