2012/01/19

FACT 「burundanga」

burundanga

Release Year : 2012

Track List :
1. FOSS
2. 1000 miles
3. pink rolex
4. melt
5. tonight
6. polyrhythm winter
7. eighty six
8. crying
9. mimic
10. 1-4
11. GSMD
12. temptation
13. give up (Bonus Track)
14. empty mind (Bonus Track)

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国内発にして海外からの逆輸入バンドとして火が付いたFACTの3rdアルバムをレビュー。
僕は"a fact of life"から聴き始めたので初期のFACTは詳しくはわからないんですが、当時はファストメロディック(ハードコア)をプレイしていたようですね。
その辺の要素は"a fact of life"を聴いても名残りがあるっていうのはわかります。メンバーのAnthraxが好きという発言からもスラッシーなトラックが多いのも頷けるかと。
そこに電子音の導入を始めたのが1stフルアルバムで、当時のスクリーモやメタルコアに近いアプローチを仕掛けることで国内のラウドロックの火付け役となったのは間違いないと思います。
今作では過去のバンドサウンドを踏襲してさらに1歩飛躍したといった感じでしょうか。
2ndフルではキャッチーで聴きやすいトラック制作意識したのか、かなりFACTの中ではポップなアルバムに仕上がっていました。


1作前のEP"Eat Your Words"ではシリアスながらもやはりメロディを大事にキャッチーでメロディックなスラッシュメタルテイストな曲が目立ちました。
この2ndフルとEPを踏まえての3rdフルでは、Easycoreともとれるような楽曲が多くスクリームあり、かつ1stフルのような攻撃的な面も持ち合わせているアルバムになっています。FACT節炸裂の1枚です。ジャンルレスにいろんな部分からアイデアを引っ張ってきているので、一概に”このバンドは〇〇バンド!”と声を大にして言えないのが特徴的です。こういった真の意味でジャンルレスなバンドは素敵なバンドが多いです。
多分PVとかを見て首をかしげた方もいると思うんですけど、僕は FACTはやっぱりFACTだな っていうのを聴いて実感しました。M1のようにポップな曲もあれば、M9でのグラインドコアを匂わせるトラックなんかもあります。
ちなみに僕がこのアルバムで一番好きなトラックはM7の"eighty six"ですね。リードの遊び心満載のアレンジとか、サビでキャッチーな展開が待ち受けていたりと実に楽しい曲になっていると思います。
メンバーが1人増えて6人編成になった新生FACTの活動にこれからも注目したいと思います。

※M7の音源があったので貼っておきます。

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