Country: New York, US
Release Year: 2013
Label: Rise Records
Track List:
1. Blood Balloon
2. Graph Paper Glory Days
3. So I Buy
4. For Show
5. Siouxsie Jeanne
6. WLWYCD
7. Chicago Spring
8. When We Were College Kids
9. Twang (Blister To Burn)
10. Upstate Mosquito
Official Web
For Fans Of:
A Loss For Words/Hot Water Music/The Gaslight Anthem
通算4枚目のフルアルバムとなります。
今作はいろんなところで賛否両論巻き起こった、ある意味で問題作となっています。というのもVo.であるJimmyの歌い回しが従来のものとは大きく異なり、新作からのリードトラックが公開された時に「え?」といった声が僕の周りでもたくさんあがっていたからです。この時点では公式な声明が無かったため、”メジャーレーベルからのリリースで売れ線を狙った”とか”スタイルを変えてきた”などファンによる様々な憶測があったわけですね。僕も最初にこの曲を聴いた時は一体何があったんだろうなぁという感じでした。ただVo.のこのような変化には、喉の不調からによるものが多いので個人的にはそんな気がしていたんですが・・・
果たして結果は・・・?というとこのアルバムがリリースされたと同時にJimmyからのステートメントも発表されたんです。それがコチラ(原文)になります。わかりやすく和訳したものをPUNX SAVE THE EARTHさんが記事にしてくださっています。
・・・やはり喉による不調が原因だそうです。一種の職業病とも呼べるこの事態をバンドとして乗り越えていく過程、Jimmyの苦悩などせきららに綴られています。
これを読んでからアルバムを聴くと、もう涙なしには聴けないんですよ本当に・・・「こんな風に変わってしまっても俺たちはPolar Bear Clubだ!」という姿勢を貫き、予期せぬ事態もポジティブに、前向きに捉えているのをみるとハートの強さがうかがえます。
曲調も以前よりもはるかにハートフル・ピースフルな優しいサウンドへと変化し、温かさに包まれたようなそんなトラックがズラッと続きます。
紆余曲折を経て、Vo.として一番大きな局面を迎えた中で制作された今作はこの経緯を知れば一概に否定的には語れないと僕は思います。こんな逆境を乗り越えてもなお、これだけのものをリスナーに届けられる底力を僕は評価したいです。
バックグラウンドも踏まえて、今年1のエモーショナルなアルバムにPolar Bear ClubのDeath Chorusをあげたいと思います。
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