2014/12/30

Little Big League 「Tropical Jinx」

Tropical Jinx cover art
Country: Pennsylvania, US
Release Year: 2014
Label: Run For Cover Records

Track List:
1. Tropical Jinx
2. Sucker
3. Deer Head
4. Dixie Gun
5. Property Line
6. Miss AC
7. Old Time Fun
8. Take It To A Weird Sad Place
9. Boyish
10. In Air

Facebook
Bandcamp

For Fans Of:
Waxahatchee/Football, etc./Cayetana



いよいよ今年も終わりに差し掛かっていますが僕のレビューは終わりそうにありません(汗)とは言ったもののあと数えるほどなので今日中には終わらせて早くベストのまとめに入りたいと思います。今日も多くの方のベスト記事を読ませていただきましたが、本当に面白いです。
さて、Little Big Leagueは昨年リリースしたアルバムで人気に火が付いたような印象。たしかTiny Enginesからのリリースだったような・・・今作はRun For Coverからドロップ。前作ではみずみずしい90'sな曲調だったのですがなんだかあまりハマりませんでした。ところが今作ではちょっぴりアプローチを変えてきたのか、単なるEmoフォロワーに終わらない側面を見せつけてくれています。


ここのところブームを巻き起こしつつあるShoegazeなサウンドを取り入れ、P.S. EliottやFootball, etc.のようなFemale Emoを感じさせるミッドテンポなナンバーが目立ちました。レーベルメイトとなったWhirrと系統的には近いものがあり、来年のRFCのレーベル戦略がここから伺えるような伺えないような。
とにもかくにも、前作でしっくりこなかったのが嘘みたいにハマっています。冒頭から中盤までの流れも素晴らしく捨て曲無し、これは素晴らしいですね。Gt.の歪み・厚みと交差するように裏で鳴るリードがEmoの名残を感じさせてくれます。曲によってはノイズやハウリングを多用した重力系の曲もあり、その辺からはやはりShoegazerの影響があるだろうとくみ取れそうです。Pity Sex/Whirr、先代からはHeliumのようなオルタナでダウナーな要素がギュッと詰め込まれています。


2014年は女性によるバンドがナイスなリリースを続けていたように感じます。来年も盛り上がっていくといいなと個人的には思いました。Shoegazerがくるなら女性パートが活躍するチャンスがより増えると思うので楽しみです。

0 件のコメント:

コメントを投稿