Muscle & Bone 「Peace & Light」

Country: North Caroline, US
Release Year: 2014
Label: Black Numbers Records

Track List:
1. XO
2. Song For The Broken Road
3. Keep Sinking
4. Song For Broken Teeth
5. I Am An Oak
6. Peace & Light
7. Meaningful Things
8. Direction
9. Drag Your Dreams
10. Neither The Vine, Nor The Branch
11. Wash Over Me

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For Fans Of:
Weezer/Your Rival/Nada Surf


昨年1stEPをリリースしキラキラしたEmoなサウンドで国内でもディストロされているのを見かけました。が！この曲を聴いてもらえるとわかる通り、前作とはまるで雰囲気が違いますね！Weezerを意識したかのような、90年代Alternative Rockを模倣としたキャッチーで爽やかでかつ哀愁漂うメロを駆使したトラック！Pavement/Nada Surf/Superchunk/Saves The Dayに通ずるメロディワークと掴みの良さは飛びっきりの良さ。一級品です。
頭からこの聴きやすさ、もうアルバムへの期待がグンと高まるのは言うまでもありません。

前作までは90's Emoの影響下を匂わせる要素としてクリーンのアルペジオが目立っていました。今作ではディストーションを用いた曲が主流となっており、よりロッキンなアプローチへと変化がみられます。
しかし本当に聴きやすいです。最近だとYour RivalもPowerpopとEmoを足し算したような作品をリリースしており試行錯誤されているみたいです。Emo Revivalもそろそろ飽和期に差し掛かっていると言えばそうなので、従来のEmoにどのような個性を見出すかが今後注目されていく鍵となりそうですね。
後はもうセンスの一言！（笑）

近年のEmoバンドに見られるPunk的な熱量などは一切なく素朴なままVo.がしっとりと歌い上げていくんですが、これがまたすごく雰囲気があります。この落ち着いた歌声の裏でさりげなく情熱的に歪むGt.、ここがこのバンドの醍醐味で武器でしょう。
そう考えると実はMuscle & Boneのようなバンドは他にいなくて、一見シンプルなようで実は唯一無二なところがあるんですね。

余談ですがこのアルバムをリリースしたBlack Numbersは過去にTiny Moving Partsなどもリリースしており、主要インディーズレーベルの裏で地道な頑張りをみせています。
今年BNからリリースされた僕のオススメはPuddle SplasherのEPです。未レビューですが全4曲で中身はShed以降のTitle Fightを彷彿とさせるGrungeロックです。気怠く歌うVo.と捻りのあるメロディ展開が特徴的です。ぜひチェックしてみてください！