2011/05/29

For The Fallen Dreams 「Back Burner」



Release Year : 2011

Track List :
1. Say What You Will
2. Depp Down Inside
3. Complicate The Situation
4. Only Unopened Arms
5. My Anthem-Like Symphony
6. The Big Empty
7. Bottom Feeders
8. Don't Give Up, Don't Give In
9. The Human Collective
10. Let Go
11. Yellow
12. Fist Fight
ちょっとハイペースで更新していきます、For The Fallen Dreamsの3rdアルバムのレビューです。

このバンドはメタルコアバンドのなかでも特に叙情的なバンドとして、近年ではMisery Signalsなどを筆頭にシーンの中心的存在となっています。いやーしかしやってくれましたね!前作Relentlessでは実験的にクリーンVo.の導入を行っていましたが、今作ではがっつりとクリーンVo.パートが詰め込まれています!思いっきり歌いあげてますね。正直、個人的にはもっと早い段階からクリーンを導入しても良かったと思うんですが。恐らくこのアルバムは賛否両論あると思います。捉えようによっては、最近の流行に流された と解釈することもできます。今までの持ち味である凶暴な面が若干薄れた感じもしますしね。その分過去の作品より聴きやすさは増したような気がします。このアルバムでがっかりした人、逆にもっと好きになった人のどちらかですね。自分はもちろん過去の作品も好きですが、クリーンの導入をこのバンドに求めていたもんですからこれを聴いた時はガッツポーズものでした(笑)結局はリスナーがそのバンドに何を求めるかによりますが。

今までの作品では あーここは歌ってほしい! っていう部分が全部Vo.のスクリームだったんです。それはそれで良かったんですけど、やっぱり今作を聴いたらクリーンの導入はあった方が良いと思いました。なんて言うんですかね・・・楽器隊のメロディに声のメロディが絡まって生まれるハーモニーって時にもの凄い威力を発揮するじゃないですか・・・それがこのバンドだったらポンポン出てくるような気がしてならなかったんですね。特に1stや2ndの曲はメロディラインがかなり繊細に作られていますし。複雑な音色な中にキャッチーな演出をしていたわけですから、この時点でクリーンVo.が存在していたらかなりヤバいことになっていたはずです・・・

これはすごくFor The Fallen Dreamsらしい曲ですね。イントロの不協和音といいダウンテンポな展開が多いあたり、自分たちの音楽スタイルに変わりはない というメッセージも含まれているんではないでしょうか。(深読みしすぎですねwww)スタイルの変遷としてはAs I Lay Dyingと似通った部分がありますね。初期ではクリーンVo.のパートがアルバムを通して2割程見受けられるくらいだったのが、リリースを重ねるにつれ大胆になっていくところとかです。きっとFTFDもクリーンパートはGt.の人とかが歌ってるんじゃないかなー。このアルバムは全編通してスムーズに聴くことができますし、何よりキャッチーです!(←推しますww)Misery SignalsやA Day To Rememberなどが好きな人は1度聴いてみるといいと思います。
このバンドが所属しているRISE RECORDSというレーベルは、今年のリリースがすごいことになっていますからメタルコア好きな人はチェックしてみると良いですよ!

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