2011/10/20

I Am The Avalanche 「Avalanche United」



Release Year : 2011

Track List :
1. Holy Fuck
2. Brooklyn Dodgers
3. Amsterdam
4. I'll Be Back Around
5. Is This Really Happening?
6. This One's On Me
7. Dead Friends
8. Title
9. The Gravedigger's Argument (Feat. Anthony Raneri of Bayside)
10. Casey's Song
11. The Place You Love Is Gone
12. Gratitude



NY出身のパンクロックバンドI Am The Avalancheの最新作をレビュー。
今作が2ndフルアルバムになります。前作のセルフタイトルアルバムから実に6年というブランクを経てのリリースです。今作リリースまでにThe Early NovemberやBaysideとのスプリットをリリース、そしてひたすらツアーという生活を送っていたようです。気が付いたら6年経っちゃった(笑) 的なノリなんでしょうかw
さて、まず前作に比べ聴きやすさ倍増、よりメロディックに、よりキャッチーに、よりわかりやすい展開・アレンジが目立ちました。1stではどこか鬱っぽさの残るダークなメロディラインが印象的でしたが、2ndではまるで心変わりしたかのようなストレートっぷり。
ところどころ入るシンガロングはサッカーの応援歌をモチーフにしたかのようなアレンジで面白いです。


The Movielifeのフロントマンとして活動していた経歴の持ち主であるVinnie Caruana。かれこれ10年以上ボーカルとしてステージに立ち続けています。彼の渋さとエモーショナルなボーカルがすごく好きです。胸に訴えかけてくるように絞り出す声にグッときてしまいますね。下手したら自称エモをうたっているボーカルなんかよりよっぽどエモいです。
この曲は前作リリース後のツアーの時点ですでに持ち曲としてカウントされていたようです。早い段階で次作のデモが出来上がっていたようで、6年間のツアーでたびたびプレイされていたみたいです。この曲の哀愁漂う感じがかなり良いですね。実はこういうアプローチの方がバンドとしては得意そうな気がしますね。キャッチーなメロディを作るバンドは総じてエモーショナルなフレーズを作るスキルも高いです。昨今のパンクシーンでは特にそういった部分が顕著に表れていますね。パンクのなかでもグッドメロディとエモメロディックなバンドの二分化されています。


1stのリリースはDrive-Thru Recordsからでした。今作はニュージャージーに拠点を置くI Surrender Recordsから。ここって確かFour Year Strongとかもリリースしていた気がします・・・
サビのギターアレンジがツボですね。何かの映画でこういうメロディあったような(笑)


こういう直球ソングに弱いんですよ(笑)良いですねー!
いつも思いますけどやっぱり"Simple is the best"ってすごくその通りだと思うんですよね。単純でストレートでシンプル、これだけで十分です。後はこの3要素に上手いアレンジをして手を加えられるかによると思いますねぇ・・・
M2・3・5はRough Demoの再録なのでこちらの記事を参考にしていただければと思います。ブログを初めて間もない頃にレビューした記事です・・・今見るとなんか恥ずかしい(笑)
疾走感のあるファストな曲からエモーショナルな曲、キャッチーな曲までパンクロックのアプローチを最大限に活かしたアルバムになっています。

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