2012/07/30

Say Anything 「Anarchy, My Dear」


Country : US, California
Release Year : 2012

Track List :
1. Burn A Miracle
2. Say Anything
3. Night's Song
4. Admit It Again
5. So Good
6. Sheep
7. Peace Out
8. Overbiter
9. Of Steel
10. Anachy, My Dear
11. The Stephen Hawking

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For Fans Of :
Two Tongues/Saves The Day/Taking Back Sunday/Motion City Soundtrack



2000年以降のエモシーンにおいて長いキャリアを誇るSay Anything。今作は5枚目のフルアルバムとなっております。作を重ねるごとにアルバムの雰囲気が奥まっていきます。・・・っていっても僕は2004年リリースのメジャーデビューアルバム"...Is A Real Boy"しか聴いてないんですけどね(笑)このメジャー1枚目はDoghouse Recordsからリリースされているんですね、最近フルアルバムを出したWith The Punchesと同じレーベルだったんですね。これも後でレビューさせてもらいます。


90年代と2000年のエモの大きな違いは楽曲の聴きやすさですね。00年以降のエモはよりポピュラーな流れをくみ取り、それまでアンダーグラウンドなサウンドを展開し続けていたのに対しもっと単調に大衆化したのが大きなポイントだと思います。アルペジオを多用したギターアレンジから単音やリフで哀愁漂う雰囲気を演出するようになりました。
Say Anythingはそういったところから00年以降の典型的なモダンエモサウンドだと思うんですね。Jimmy Eat WorldやThe Early Novemberのような静寂かつロックテイスト溢れるエモにポップロックテイストが加わり、ストーリー性と子供心をくすぐる沁みる展開に涙腺もきっと緩んでしまうはずです。


今作はエモ・スクリーモバンドを多く輩出しているEqual Visionsからリリースされています。EisleyやThis Time Next Yearなどポップパンク、ポストロックバンドもEqual Visionsからリリースされることが多くなってきましたね。むしろこの辺のメジャーなレーベルは最近ではその色を選ばなくなってきたというか、本当にあらゆるジャンルのバンドが混在しています。昨年のRise Records然り、とにかく良いバンドは引き込む っていうスタンスが主流になってきているように感じます。

【おまけ】



レーベルメイトであるSaves The DayのフロントマンChris ConleyとSay AnythingのボーカルMax BemisによるプロジェクトTwo Tongues。このバンドはすごく良いです。Saves The DayとSay Anythingのサウンドケミストリーの結果ですね。エモーショナルポップロックの最高峰だと思います。前にレビューした記事もあるのでそちらもあわせてどうぞ。

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