Country: California, US
Release Year: 2013
Label: Adeline Records/ICE GRILL$
Track List:
1. Lost
2. The Depths Of Me
3. What's Missing
4. Good People In A Place I Hate
5. Keeping My Distance
6. Chariot
7. Through The Night
8. Gotten Away
9. This Is Over
10. Wasted
11. Tailwind
Bandcamp
For Fans Of:
Turnover/A Loss For Words/The Story So Far
In Her Own Wordsとのカップリング来日も記憶に新しいStickup Kidの2ndフルアルバムを紹介。
1stのリリースが2、3年前でしたかね。当時はPop Punk/Easycoreブームも相まってキャッチーでメロディアスなサウンドが印象的でした。今作ではマイナー調のアレンジを取り入れたいわゆるモダンPop Punk節が炸裂した仕上がりを見せています。エモーショナル+キャッチーという方程式をそっくりそのまま取り入れたサウンドが強く全面に押し出されています。
何を隠そう、数年前のPop Punk再ブームを築き上げた若手の注目株バンドはリリース時期が重なっているんですよね。2011年にリリースしたPop PunkバンドにはFireworksやMan Overboard、The Story So Far等今では当たり前にPop Punkシーン最前線で活躍しているバンドがいました。
今年は一挙にその時期にリリースを行ったバンドがカムバックしたと言っても良いでしょう。つまり何が言いたいのかと言うと、2011年リリースのニューホープ勢が2年の月日を経て一挙にリリースを行っているんです。2011年の再来ですね。
僕が2011年と13年のリリースにおいて一番面白いなぁと感じたのがサウンドの変化なんです。’11年当時、やはりどのバンドもキャッチーな疾走感ある、それこそ’00年初期Pop Punkを彷彿とさせるスタイルが多く見られました。
そして今年同じアーティストが同じように新作のリリースに漕ぎ着けていますが、かつてのようなキャッチーで掴みの良いPop Punkサウンドからは脱却をはかり、Indie/Emoを思い起こさせるエモーティブな展開を見せ始めています。これにはここ数年のシーンのブームでもあるリバイバルEmoという動きが大きく関わっているような気がするんです。これは聴き比べをすればとても面白いんですよ。
サウンドやシーンのトレンドの変遷とはいかにして起こるか、ということが身を以て体感できます。そしてその移り変わりを目の当たりにしていることに少しばかり感動を覚えました。
話がだいぶ逸れました(笑)SUKの新作はそういう経緯があって、より洗練されたものに仕上がっています。従来のように縦横無尽に暴れまくるPop Punkサウンドとは少し雰囲気が違いますがThe Story So FarやA Loss For Wordsのようなエモメロな展開・ピースフルな感じが好きな方にはぜひともオススメです。あと特筆すべきはコーラスワークの美しさです。他のPop Punkバンドにはみられない綺麗なコーラスワークはインパクトがあります。
海外はGreen DayのBillieがオーナーを務めるAdeline Recordsからのリリースという快挙を成し遂げていますね。メンバーもかなり若いのにすごいことだと思います。(Dr.とかは確か20歳くらいだったような・・・若ェ・・・)
国内からは招聘も行ったIGからのリリース、ボーナストラックでは昨年リリースされたEPがまるまる収録されています。
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