2014/07/27

Real Friends 「Maybe This Place Is The Same And We're Just Changing」


Country: Illinois, US
Release Year: 2014
Label: Fearless Records/Kick Rock Invasions

Track List:
1. Maybe This Place Is The Same...
2. I Don't Love You Anymore
3. Cover You Up
4. Old Book
5. Summer
6. Loose Ends
7. Short Song
8. Sixteen
9. Spread Me All Over Illinois
10. To My Old Self
11. I Think I'm Moving Forward
12. ...And We're Just Changing

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For Fans Of:
Soviet Sleeper Agent/Knuckle Puck/Habour



待望のフルアルバムですね!ここ数年コンスタントにEPをリリースし、その度にPop Punkフリークを湧かしてきました。Warped Tourにも出演しており現在最も波に乗っているPop Punkではないでしょうか。契約したレーベルがFearlessというのも驚きでした。FearlessはPost-Hardcore/Metalcoreに特化しているという印象が強かったので特に。(PUNK GOESシリーズを企画・リリースしているのもここ)
当初からこのバンドのPop Punkサウンドには他とは違う個性が強かった気がします。イリノイはシカゴ出身ということでEmoの聖地で育った彼らならではのEmo+Pop Punkサウンドを展開し、また見せかけのアプローチで終わらない、バックグラウンドと向き合った理解があります。


現在のPop Punkシーンの中でも唯一無二の存在感を発揮しています。そう感じさせるのはやはり彼らのソングライティングに力があるからですね。飽和状態に近づきつつあるシーンで生き残るバンドに共通して見られるのは、最終的にはバンドとしてのオリジナリティがあるかないかだと思います。
トレンドを掴むことは大事ですが、それに流されるだけでは敏感なリスナーの耳を捉え続けるのは難しいですね。


少し話がそれましたが、アルバム全体の流れはかなり良くできていると思います。特に前半のポンポンと進むかんじはとてもテンポが良いです。
後半との温度差も出しつつ、エネルギッシュに決めるところはキメるといったメリハリがあります。Pop Punkに傾倒することなく、Emoだけに偏ることもなく、かなり優れたバランスを保っていますね。このあたりは過去のリリースよりも洗練されているところだとおもいます。
ナイス塩梅!


もう1つ彼らの魅力は歌詞への共感度の高さにありますね。特にティーンにとって共鳴するものが多いはずです。これはとても大事なことで、メッセージ性という点でもReal Friendsの優れたクリエイティブな面が浮き彫りになってきます。
決してかっこつけることなく、心の内をストレートに音色にし歌詞にし。このピュアな部分がなによりもこのバンドの魅力なのではないでしょうか。

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