Radiator Hospital 「Torch Song」

Country: Pennsylvania, US
Release Year: 2014
Label: Salinas Records

Track List:
1. Leather & Lace
2. Blue Gown
3. Cut Your Bangs
4. The Eye
5. 181935
6. Venus Of The Avenue
7. Five & Dime
8. Fireworks
9. Bedtime Story
10. I'm All Right
11. Honeymoon Phase
12. Sleeping House
13. Just May Be The One
14. Fireworks (Reprise)
15. Midnight Nothing

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For Fans Of:
Good Luck/Your Rival/Swearin'


昨年フルアルバムをリリースしたばかりのRadiator Hospital。前作ではインディ～オールドPop Punkまでを網羅した独特のセンスが輝いた仕上がりを見せており、多くのリスナーのベストにも挙げられていました。
そんな彼らの新作ということなので期待せずにはいられませんね。乗っけからかなりアッパーなチューンが続きますし、相変わらずバンドの天真爛漫な雰囲気が曲に表れています。昨今のヤングが傾倒しているやれグランジだ～、やれEmoリバイバルだ～、やれモダンPop Punkだ～、といった音楽とは対照的です。ストレートでシンプルなサウンドに新鮮さすら感じてしまいます。
この曲でゲストコーラスを務めたのはKatie Crutchfield(Swearin'/Waxahatchee/ex-P.S. Eliot)です。

どことなくナードな感じが漂うんですがこれがまた味を出しますよね～。SpraynardのようなセンチメンタルさとGood LuckのPopな要素がぶつかりあってRadiator Hospitalらしさが出てきます。歌いまわしにHi-Fiな要素もありますし、インディーズのあらゆる分野を吸収したサウンドとも呼べるのではないでしょうか。

もちろん一辺倒には終わらず3曲に1曲のバランスで、アコースティックナンバーだったり、Now, Nowのようなダークなチューンがありバラエティに富んでいますよ。
前作と今作の間にはスプリットやアンプラグドEPをリリースしており制作意欲がとても高いことが伺えます。数打ちゃ当たるではないですが、個人的にはリリーススパンが短いことは嬉しいですね。好きなバンドの新しい曲は気になるものです。

ここまでベタ褒めしましたが、ベスト候補にあと１つ及ばずですねぇ。聴きやすさはあるんですが、これだ！っていうキラーチューンが少ないのが欠点でした。パンチが足りないというか。
そういう点から見ても前作1stフルはかなり素晴らしい内容になっています。どちらもチェックしてみてください。

【おまけ】
1stフルの冒頭を飾るナンバー。Aメロとサビという超シンプルな構成。サビのセンチメンタルな感じがまじ最高。。。