2014/09/20

Tiny Moving Parts 「Pleasant Living」

Pleasant Living cover art
Country: Minnesota, US
Release Year: 2014
Label: Triple Crown Records

Track List:
1. Sundress
2. Always Focused
3. Fourth Of July
4. I Hope Things Go The Way I Hope
5. Whiskey Waters
6. Movies
7. The Better Days
8. Boxcar
9. Spring Fever
10. Entrances & Exists
11. Skinny Veins
12. Van Beers

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For Fans Of:
Kidcrash/Joan Of Arc/CSTVT(formerly Castevet)



前作からわずか1年で2枚目のフルアルバムをリリース。今回はInto It. Over It.やFireworksも所属するTriple Crown Recordsから。今作までにいろんなレーベルからスプリットを出していましたから、音源のほうはわりとこまめに更新されていましたね。そんな中でフルレングスをさらっとリリースしちゃうんですからこの1年間のバンドのポテンシャルの高さや制作意欲の強さが表れています。
昨年のリリース時、Emo界に超新星現る!とどこも太鼓判を押すほどプッシュされていたスーパールーキーだったので今作でもその期待度の高さが伺えます。国内でもIndie/Emoマニアの間では話題となったバンドです。


大きな変化と言えば、フロント2名によるVo.スタイルでしょうか。Gt./Vo.のDylanとBa./Vo.のMatthewによるクリーンとスクリームが完全に分担されています。
両名による絶叫の掛け合い+変則キャッチーな曲構成がポイントとなっていました。このアルバムを聴く限りではもっとシンプルになり、展開の目まぐるしい曲調も前作ほどではなくなっています。少し階段を上ったような仕上がりです、1stでの衝動的で勢いのある面は控えめとなっていますね。
う~ん、正直このかんじだと賛否両論ありそうです。ただ良い意味でも悪い意味でもステップアップの試みがはっきりと聴きとれるカタチとなっています。


ハンズクラップ、ヴァイオリン、グロッケン、ブラスパートなどもはや近代Emoにおいてはおなじみの小道具小細工が全体的に散りばめられています。従来のTiny Moving PartsはEmo要素強めのソングライティングでいながらアプローチはScreamoというところが特徴としてあげられたと思います。そういう点からみるとこのアルバムはかなり最近のEmoリバイバルバンドがリリースする作品に近いものがありますね。やはりメロディを歌い上げるボーカルスタイルというところが大きいのではないでしょうか。Vo.だけで同じ曲調でもここまで変化がつくとは、やはりフロントマンの仕事の重要性を感じずにはいられませんね。
いずれにせよ全Emo/Skramzファンはチェックしておいて損はしないでしょう。

【おまけ】

上手いか下手かは別にして、これを演奏しながら歌う根性がすごい・・・!

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