Country: Maryland, US
Release Year: 2014
Label: Epitaph Records
Track List:
1. Ripple Water Shine
2. April
3. Lesions
4. Old Jaw
5. Repine
6. Late Lives
7. Enamor Me
8. Traces
9. The Queen
10. Say Nothing
Bandcamp
For Fans Of:
Derek Archambault(Defeater/Alcoa)/Rika/Gates
今作はPianos Become The Teethの変化を彩ったアルバムとなっています。まず大きな変化として、Vo.がスクリームパートを封印し全編クリーンボイスのみで歌い上げているところ。これは従来のファンにとって賛否両論あると思います。それまでのPBTTはこの哀愁漂うメロディと目まぐるしく展開するドラミング、そこに乗っかるVo.の悲痛ともとれる叫びが醍醐味としてありました。Touché Amoré/La Dispute/The Saddest Landscapeなどと並び新世代のScreamo/激情を担う存在だっただけに、この方向転換はかなり大胆なものだったでしょう。
Gt.の歪みを減らしクリーンで聴かせるパートが増えたのもちょっとした変化ですね。激情系は勢いと鬼気迫る迫力を備えたサウンドが多いのですが、このアルバムを聴く限りではその殻をブチ抜いたというイメージが強いです。足を引きずるようにスローナンバーで、1つ1つの小節で雰囲気を生み出しています。どこかに彼らのオリジナリティが残っているかなぁと詮索してみましたが、これはもう新生Pianos Become The Teethと呼ぶのが一番ふさわしいかなと。そんな印象です。
レーベルがTopshelfからEpitaphへと移籍したのも大きな変化。Topshelfとはいえ、Epitaphに比べたらレーベルとしてのキャリアもリスナーからの認知度も敵わない部分があります。そういう点から見てもバンドにとって2014年はターニングポイントになったのではないでしょうか。
中盤M5-7までの3曲はすごく良いですね。初期EmoやReal Screamoが好きな人の琴線に触れる憂鬱としたメロディが続きます。しかし、客観的にみるとPBTTが好きって言うと暗い印象を受ける気がします(笑)自分でも「曲調暗過ぎじゃね・・・?」って思います。でもそこが好きなんですよね!
ライブで過去の曲をプレーしているのかわかりませんが、新作の感じだと会場の空気感がすごいことになりそう。あっという間にPBTTの世界に飲み込まれてしまうこと間違いありません。
アルバムのラストを飾る"Say Nothing"はタイトル通りの孤独感、悲壮感が漂っており聴き終えた後心にぽっかり穴が開いてしまいそうです・・・
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