2018年にチェックした音源をまとめてレビュー!パート3です。
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Pt.2はコチラ
Basement - Beside Myself
Country: Ipswich, UK
Label: Fueled By Ramen
自分の中で1stがこのバンドの最高傑作なんですが、2nd以降は本当に興味が無くなってしまったバンドでした。
しかし今作は1stのようなファストでメロウな曲こそ無いものの、1stに通じるダークさが感じられました。YouTubeのコメントにもありましたが、「Deftonesみたい」って言ってた人の気持ちめっちゃわかる。
Doe - Grow Into It
Country: London, UK
Label: Topshelf Records
Specialist SubjectからTopshelfに移籍してリリースされた2ndアルバム。
ベースレス3ピースと言う点でもかなり個性的なんですが、このバンドの良いところは変にEmoを意識せずに伸び伸びギターロックしてるところです。
すっごいキャッチーです。
Summerset Thrower - Godspeed
Country: New York, US
Label: Dead Broke Rekerds
記念すべき1stアルバム。
Small Brown BikeとかSoda Bombを思い起こさせるGrunge/Fazzなバンドです。
Vo.の擦り切れそうな歌い回しは初期Basementを感じさせます。
知る人ぞ知るAgent、Polygonのメンバーが在籍。
True Love - The Pact
Country: Michigan, US
Label: Triple B Records
僕の好きなHxCってこういうブチ切れ爆走系なやつ。前作から変わらずですが、飽きないですねぇ。縦のりビートダウンなHxCも良いですけど、やっぱりファストなHxCは血が騒ぎます。
Gillian Carter - ...This Earth Shaped Tomb
Country: Florida, US
Label: Skeletal Lightning
今年は激情・Chaoticなバンドはあまり聴きこまなかったなぁと思います。
このアルバムもリリースが夏だったので、「あぁ久々にこういうの聴いた」という感覚でした。旧譜は色々聞いてたんですけどねAmpereとかAmpereとかAmpereとか。
今作は単にReal Screamoの領域に留まらずBlackend的なアプローチがあるのも面白いです。
Kacey Musgraves - Golden Hour
Country: Texas, US
Label: MCA Nashville
先週あたりから各音楽媒体が2018のベストセレクションを発表しておりますが、このアルバムがけっこう評価高いようで色んなメディアでピックアップされているのを見かけます。
僕は有線で流れているのをきっかけに知りました。めちゃくちゃポップで口ずさみたくなるトラックが多いです。
ヤなことそっとミュート - MIRRORS
Country: Tokyo, JP
Label: クリムゾン印刷
2010年辺りを境に、過去のアイドル像をぶち壊すユニークなグループが数多く誕生しました。BABYMETALもそうだしSora tob sakanaもそうだけど、本当に多種多様な音楽性を持ったアイドルグループが存在しますよね。
中でもヤなミューに限っては、曲のクオリティが他のロックアイドルに比べて頭2つくらい違う気がするんですよねぇ。
BiS(デビュー当時)依頼ですよ、アイドルでシビれたの。
Chance The Rapper - Coloring Book 2
Country: Illinois, US
Label: -
今年の夏にサプライズリリースされた4曲。このEPの正式名称は不明なんですが、一部で"Coloring Book2"と言われているのでそのように表記しました。
Acid JazzやChillwaveをベースにしたビートがまじで良くてかなりリピートしました。
先日も新曲が公開されてましたが、もし今年公開された曲が次のアルバムへの布石となっているなら相当ヤバいアルバムになるんじゃないでしょうか。
すげえ楽しみです。
The Weeknd - My Dear Melancholy
Country: Toronto, Canada
Label: Republic Records
先日の米津玄師との2マンライブも記憶に新しいThe Weekndが今年リリースしたEPです。Michael Jacksonと錯覚してしまうくらい歌声が似てます。
2016年にリリースした"Starboy"では様々なアプローチの楽曲が収録されていましたが、
今作では一貫してダークな世界観を表現しています。
Super Unison - Stella
Country: California, US
Label: Deathwish.Inc
元PunchのフロントであるMeghanがBa./Vo.を務めるPost-Hardcoreバンド。
Ebullition~Dischord直系のサウンドです。
前作に引き続きな感じでこれといって印象に残るものはなく・・。
Direct Hit! - Crown Of Nothing
Country: Wisconsin, US
Label: Fat Wreck Chords
Fat Wreck Chordsに移ってからリリースされたアルバムはどれもハズレ無し。
Punkという軸を崩さずに色んな要素をブレンドした楽曲は凄くかっこいいです。
で、たまにこういうグッとくるメロディックなナンバーもあるので聴くのを止められないです。
Pale Waves - My Mind Makes Noises
Country: Manchester, UK
Label: Dirty Hit Records
The 1975を輩出したDirty Hitからデビューした大型新人。今年はSUMMER SONICで初来日も果たしていました。
80年代にタイムスリップしたかのような楽曲はとにかく聴きやすい。ヴァースがあってブリッジがあってコーラスがある王道も王道スタイルなんですが、その真正面からストレートにぶつかってくる感じがめちゃくちゃ耳に馴染みます。The Cureからインスパイアされた独特のビジュアルも印象に残りますよね。
余談ですがDirty Hitの設立には元フットボール選手が絡んでいるようです。日本で言うと五郎丸選手がレコード会社作りましたってことでしょ、すごくね(笑)
Twenty One Pilots - Trench
Country: Ohio, US
Label: Fueled By Ramen
1stぶりに聴きました。先行で公開されていた曲がかっこよかったので。
RockとRapを融合した個性的なサウンドが持ち味の彼ら。
"Levitate"みたいなタイトなトラックもかっこいいし、こういうフックのある曲も作れるしなんやかんやマルチに動けるユニット。
Leon Bridges - Good Things
Country: Texas, US
Label: Columbia Records
普段Soulってあんまり聴かないんですが、これは凄く良かった。
心地良いサウンドに心が洗われるような感覚に陥ります。
こういうピュアな曲ほんと良い。
Shook Ones - Body Feel
Country: Washington, US
Label: Revelation Records
2012年頃にSplitとシングルをリリースしていましたが、フルアルバムは9年ぶり!
今はこういうOldshoolなMelodic HxCバンドって絶滅危惧種と言っても良いくらい珍しいものとなってしまいました。Lifetimeのようなエモメロに駆け抜けるサウンドは健在です。
こういうバンド絶やさないでほしいなぁ切実に。
noy - HARD CHOICE BRINGS US THE PAIN
Country: Tokyo, JP
Label: Break The Records
国産HxCの2ndアルバム。
タイトでエモーショナル、そして疾走感もありHxCとしては申し分ないサウンドを展開。
endzweckよりもシンプル。
1曲目の"Intro 2"って曲がヤバいのでCD買って是非聴いてみてください。
Coaster - Stuck With It
Country: Illinois, US
Label: -
Lifted Bellsを兼任しているメンバーが在籍。
2016年にリリースされたEP、2015年にリリースされたアルバムに比べると少し落ち着いた楽曲が多いかなと思いました。
Built To Spill、Modest Mouse好きな人にお勧めです。
Light Years - Afterlife
Country: Ohio, US
Label: Rude Records
これはめちゃくちゃ良いアルバムでした。
前作では少し迷走気味な様子も感じたんですが、今作でしっかりLight Yearsらしさを取り戻したと言っても良いと思います。
初期のように駆け抜けるトラックは少ないですが、持ち前のメロディセンスが十分に発揮されていてPop Punkファンは絶対聴いた方が良い一枚になっています。
Logic - Young Sinatra IV
Country: Maryland, US
Label: Visionary Music Group
自分の中のラッパー2大巨頭がKendrick LamerとLogicです。
LogicはMixtapeも含めるとリリーススパンがめちゃくちゃ短いので今年2枚のアルバムをリリースしたも同然ですね。
その制作意欲もそうですし、メッセージ性のあるリリックも毎回話題となっています。
Kyle - Llight Of Mine
Country: California, US
Label: Independently Popular
ラップもできるしダンスミュージックもイケるし、とにかくノれる。
日本語をサンプリングした曲もあります。
"Playinwitme"はめっちゃ好き。Kehlaniがタイプすぎるー(笑)
Mouth/Somerset Thrower - Split
Country: Cologne, Germany/New York, US
Label: Dead Broke Rekerds
Somerset Throwerは今年スプリットもリリースしています。
Polygonのメンバーが参加しているだけあって、その名残が感じられます。
Mouthの方は特に印象に残らなかったので割愛。
The Chainsmokers - Sick Boy...This Feeling
Country: New York, US
Label: Disruptor Records
EDMが好きな人は誰もが知るくらい、日本でも知名度があります。
世界中のフェスで引っ張りだこの彼らですが、ことしリリースされたシングルをまとめEPとしてリリースされてました。
僕もThe Chainsmokersを聴いてからEDMに興味を持つようになったので、「あんなの若くてイケイケな奴が聴く音楽だ」と思って敬遠してる人は是非聴いてみてください。
Ambientなエレクトロが好きな人にも通じる何かがあると思っています。
Mestis - Eikasia
Country: Washington, US
Label: Sumerian Records
Animals As LeadersのJavier Reyesによるソロプロジェクト。
ソロでは卓越したGt.テクニックはもちろんですが、メランコリックなアレンジも垣間見えるので彼のルーツを感じることができます。
芸術的な1枚。
The 1975 - A Brief Inquiry Into Online Relationships
Country: Manchester, UK
Label: Dirty Hit Records
ただのファッションアイコンでしょ?って思ってる方、バンドとしての力量も侮ってはいけないですよ。エレクトロニックなアレンジから、ジャズまで幅広くアプローチをかけたアルバムになっていて聴きごたえがありました。
Pale Wavesと併せてチェックしましょう。
Machine Gun Kelly - Binge
Country: Ohio, US
Label: Bad Boy Records
Eminemとのビーフで今年色々話題になりました。
結果的にボコボコにされてEminemに軍配が上がったような終わり方をしましたが、僕は彼のルックスや全身に入ったタトゥー好きです。
ただこのEPはフルアルバムに比べてバリエーションに乏しくあまり良い出来とは言い難い。まだ若いので潰れず頑張ってほしいところです。
以上、パート3はここまで。
パート4へ続く。
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