2026/01/12

2025年まとめ記事

 
2025年まとめ記事です。


個人的な事はこちらの記事で書かせて頂いたので割愛します。
この記事では2025年のベストアルバムについてです。
結論、6枚でした。


ほとんどフィジカルで手に入れることもできて満足です。 
日本に流通していないものは直接レーベルから買いました。個人輸入するとLP1枚で1万円近くかかるので、ディストロとかレコード屋をやってる方々には頭が上がりません。
2025年は前回の記事で書いたように「好き」と「嫌い」が拮抗した一年だったので、この6枚は本当に自分の中に響いた作品だったと言えます。
枚数が少ないので1枚ずつ簡単な解説をつけます。

Algernon Cadwallader / Trying Not To Have A Thought
言わずと知れたEmo Revivalのヒーローでありレジェンド。2023年に再結成してからリリースされた初めてのアルバムで、スタジオアルバムは14年振り3枚目。正直ハードル下げてたんですが、めちゃくちゃ良かった。
昨今のリユニオンの多さにサプライズも感じなくなってきた今日この頃だったので、この新譜は過去のフィルターを通さず限りなくフラットな気持ちで聴きました。
空気感、熱量、その全てが当時のまま。2000年終りから頭角を現したAlgernonは、ブランクを経て2025年にカムバックしても尚そのヴァイブスを保ったままでした。もはや感心するレベル。
結成時のメンバーでリユニオンしたっていうのも大きいかもしれない。Algernonは自分たちのスタンスを一貫して音楽をやっているように見えます。でも全く変化がなかったわけではなくて、過去作品の中で最もダンサブルであること。これは新要素だと思います。大胆な変化では無いけれど、少量のスパイスで味変も楽しめちゃうような。そんなアルバムでした。音楽には理論とか売れるメソッドっていうものがあるんだろうけど、そういったものを覆しちゃうくらいセンスだけでやっている人たちだなって思います。かっこいいわほんと。

Frown Line / What's Leftover
ミニマムなベッドルームPopからジャンクにGt.を鳴らす曲まで様々。
2023年のベストにSlow Pulpの"Yard"を挙げた俺が、嫌いなわけないサウンド。
メロディもキャッチ―で、時折見せるオルタナの片鱗も良い意味でギャップが利いていました。
このアルバムは2021年からリリースされていたシングルをまとめた編集盤なので、実質の1stアルバムではないんですが、これからの活動に期待を込めてチェックしていきたいバンドです。CDのみのリリースだったので未購入。誰かディストロしてあげて!

Moving Mountains / Pruning Of The Lower Limbs
近年、Emo/Pop Punkバンドの輩出で急成長中のレーベルWax Bodegaから12年越しにアルバムをドロップ。従来の繊細さと、瞬間的なダイナミクスを織り交ぜた静と動のサウンドは健在。一口にEmoと言っても様々ありますが、洗練された緻密な音で構成されている楽曲はもはやオーケストラのような美しさを感じます。一方で"Cars"みたいなメロを重視したアッパーなトラックもあるので、アルバムとしてのグラデーションも秀逸。自分みたいに飽きっぽい人間には、1つの作品で色々な側面を感じられた方が楽しめるので、そういう意味でもかなり印象深かったです。過去作品の中でも最も聴きやすいアルバムだったと思うので、初めての人はこの作品から聴いてみるのがオススメです。

Somerset Thrower / Take Only What You Need To Survive
3枚目のアルバムなんですが、自分にとってデビュー当時からずっと「良い」を更新し続けているバンド。2020年リリースの2ndアルバムも当時のベストに選んでいました。
とにかくメロディが最高。2010年代初頭にBasement、TurnoverやTitle Fightが群雄割拠していた時代。裏にはAgentとPolygonっていうバンド(過去にスプリットも出している)が居たんですが、そのメンバーで結成されています。
Hot Water MusicやSmall Brown Bikeみたいな骨太なPunk Rockに、Emoのエッセンスが入ったアレンジが素晴らしいです。Superheavenに代表されるAlt-Rock~Grungeの亜種的存在でもあります。

Toro y Moi / Unerthed: Holy Erth Unplugged
2024年にリリースされたスタジオアルバム"Hole Erth"を全曲アコースティックで再構築したアルバムです。オリジナルでは多種多様な音色で彩られていた楽曲が、牧歌的で素朴な曲として生まれ変わっています。メロディのアレンジにも手が加えられていて、より好みなトラックへと進化していました。Toro y MoiはChillwaveのパイオニアというイメージが強いけれど、今作に関してはOwen、Iron & Wine、Bon Iverとかが好きな人にも響きそう。
同じ曲を別アレンジで再録するっていう手法、個人的にはかなり好きでJeff Rosenstockの"No Dream"を思い出しました。あのアルバムは後に"Ska Dream"っていうアルバムで、全曲Skaアレンジで再録されていて、オリジナルではそうでもなかった曲が好きになったり、比較して楽しめるっていうのがとても良かったんですよね。
今作もオリジナルとアコースティック版を聴き比べる楽しみ方もできるし、単に1つのアルバムとして聴いてもかなり良い仕上がりを見せていたと思います。

You Vandal / This Is Where People Come To Die
2010年台手前、Set Your GoalsやFour Year Strongから広まったEasycoreという当時は革新的なジャンルに始まり、以降はTitle Fightの登場もあってPop Punkシーンが急速な拡大を見せていきました。数多くのバンドが出てきては消えていき、正に戦国時代のような時期があったわけですが、実はYou Vandalは当時から生き残っている数少ないバンドです。
バンド名はSaves The Dayの同タイトル曲から拝借。2010年当時はEasycoreの波に乗って疾走感溢れるPop Punkサウンドを展開していました。その後徐々にスタイルを確立させていき、まるでBlink-182が活動休止前に見せたセルフタイトルのアルバムのように、後年ではミッドテンポを基調とした曲が増えていきました。2015年にレビューしたAbandon All Hopeは1つの到達点とも言えるものになっています。
そんな彼らの最新作は3年振り5枚目のスタジオアルバム。直近リリースされたアルバムからはツインVo.の体制を執っており、原点回帰にも近いテンションの高い楽曲が揃っています。ストレートなPop Punkが好きな人におすすめ。
今作はバンドの地元でもあるフロリダのEuclid Placeというレーベルからリリースされていて、公式サイトから買おうとしたら日本が発送対象外になっていたんです。ただどうしても欲しくてInstagramからダメもとでDMを送ってみたら、なんと発送してくれるということで即購入しました。クージーとか7インチとかおまけをいっぱい付けてくれて、めちゃくちゃサービス精神を感じました。改めてThank you so muchです!

以上、6枚が2025年のベストアルバムでした。
2026年は張り切らずに音楽に触れて、良きアルバムと巡り合えれば良いなと思います。
レーベルやバンドもサポートしていきたいです。
最後に、2025年にチェックした音源からお気に入りの曲を厳選したプレイリストを貼っておきます。

1 件のコメント:

  1. 匿名1/16/2026

    https://delasnubeslaforma.bandcamp.com/track/japanoise

    Hope you like it, post rock-post hardcore band from Mexico <3 Love your blog!

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