2011/12/25

Patrick Stump 「Soul Punk」



Release Year : 2011

Track List :
1. Explode
2. This City
3. Dance Miserable
4. Spotlight (New Regrets)
5. The "I" In Lie
6. Run Dry (X Heart X Fingers)
7. Greed
8. Everybody Wants Somebody
9. Allie
10. Coast (It's Gonna Get Better)
11. This City (Feat. Lupe Fiasco)
12. Bad Side Of 25
13. People Never Done A Good Thing
14. When I Made You Cry
15. Mad At Nothing



Patrick Stumpのソロアルバムをレビューします。
知っている方も多いと思いますが、この人物はFall Out Boyでフロントマンを務めるあのPatrickです。FOBで活動していた頃はもっとふっくらしていたんですけど、何があったのか激痩せしスマートになりさらにイケメンになって表舞台にカムバックしました。容姿もさることながら今回はソロアルバムということもあり、FOBでは表現しきれなかった彼なりのアプローチを最大限に活かして自由で伸び伸びとしたアルバムに仕上がっています。
ポストパンクっぽさの中にダンサブルなアレンジが入り、テンポの良い楽曲が収録されています。


ラッパーのLupe Fiascoをフィーチャーした1曲。
彼なりのアプローチとは一体何ぞや っていう話になると思うんですが、ポップパンク・エモ・ロック・スクリーモを通ってきたFOBとはかなり対照的なサウンドになっている曲が多いと思うんです。
具体的にはR&Bですね。僕個人のイメージとしては、ソロアルバム=アコースティックサウンドなんですけど、Patrickの場合は自分のルーツ・原点に帰りR&Bやゴスペルなどのブラックミュージックの影響が強いような気がします。裏のコーラスや、前述のダンサブルなアレンジ、さらには楽器の多用などトライバル・ワールドミュージックのような要素もあります。


体系も変わったので声帯も変わったかなぁ と思ったんですが相変わらずの歌唱力で聴く者を魅了します。こういう曲はPatrickだから歌えるんだと思いました。本当に彼は歌が上手い。特にブラックミュージックなんかは、その辺のちょっと歌が上手いくらいじゃ通用するレベルじゃありませんよね。
太くて芯があり、かつ伸びもあって繊細な表現ができないとこの手のジャンルには手を出せないと思います。
またPatrickはすべての楽器を一人でこなしてしまうマルチプレーヤーでもあるので、ある意味天才シンガーソングライターですね(笑)ほんとすごいです。
FOBの各メンバーについては、それぞれソロだったりバンドを組んだりして活動しています。
Andy(Dr.)とJoe(Gt.)はThe Damned ThingsというサザンロックバンドでEverytime I DieのKeith Buckley(Vo.)、AnthraxのScott Ian(Gt.)で活動しています。
Ba.のPete WentzはBlack Cardsというユニットで活動しています。
FOBも早く活動再開してほしいなぁ・・・

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