2022/10/03

音楽のディグり方











今はいろんな方法がありますね。

自分の興味がある分野について、ルーツを調べたり新しいものを開拓していくことを『ディグる』なんて言います。
大衆音楽においては、好きなバンドのまだ聴いたことがないリリースをチェックするだとか、ジャンルやシーンという規模で新しいバンドを探すことを指しますね。簡単に言うと好きな分野の情報収集です。
今回は自分が思いつく限りで、音楽をディグる方法っていうのをまとめてみました。

AI(人工知能)を活用する

現代で最も多いのがこの方法だと思います。
例えばYoutubeで、あるアーティストのミュージックビデオを観たとしましょう。
関連動画という項目に、同じアーティストの違う曲だったり、テイストが似ているアーティストの曲などが出てきますよね。
それをひたすら辿っていく方法です。これは人工知能を用いて、ユーザーの嗜好を学習しAIがレコメンドするようなロジックが組まれています。
僕も学生の頃まではこの方法を取り入れていましたし、それで知ったバンドも数知れず。
サムネや雰囲気を見て、気になったものをどんどん再生していけばいいのでディグる難易度としては一番ハードルが低いかもしれない。今日からすぐに実践できるし、何よりコストがかからない。
また、Spotifyみたいなサブスクでもこの手法は取り入れられているので、おすすめを垂れ流しにするだけでも気になる音楽と出会う可能性は十分に秘めています。

情報誌・インターネット

一番わかりやすいのが雑誌です。
紙媒体のニーズが下がったとは言え情報誌というのは、その分野に特化した専門誌ですから、情報の質・量が保証されています。
例えば世界のHeavy Metal/Hard Rockにスポットを当てている『BURN』、邦楽専門誌の『ROCKIN'ON JAPAN』など。
このような雑誌は期待のニューカマーからベテランまで、幅広いアーティストを取り上げているので1冊読むだけでも十分な情報を得られます。
近年では、こういった雑誌で行っていたことをインターネット上で公開するところも増えてきました。例えばPitchforkや、Brooklyn Veganといったネット媒体です。
いずれも海外のサイトになりますが、ここでは毎日のようにリリースニュースが投稿されているし、オールジャンルに対応していることが多いです。自分もBrooklyn Veganは毎日読んでいて、リリース情報もここから得ることがほとんどです。
スマホなどが普及して手元ですぐに確認できるという意味では、デジタルでやっている媒体の方が需要が高そうですが、どちらも利点があります。

レーベル(レコード会社)

自分が好きなアーティストがどこのレコード会社からCDを出しているか という所に注目してみるやり方です。
レーベルのページには必ず所属アーティストの紹介ページがあります。そこからなんとなく気になったバンドを聴いてみるというのが1つのやり方。
これをやっていると、自然とレーベルについての知識がついてくるようになります。例えばこのレーベルはPunk/HxCバンドが充実しているとか、Emoに特化しているとかそういうレーベルごとのカラーっていうのが見えてくると思うんです。
ちなみに自分は好きなレーベルのBandcampを全てブックマークしていて、ディグる時はそれを巡回するっていうことやっています。
ニュースサイトでピックアップされていなかったリリースインフォを、Bandcampから得ることで好きなアーティストの最新を漏れなく追うことができるからです。

SNS(Social Media)

アーティストはそれぞれSNSアカウントを持っていることがほとんどなので、Twitter・Facebook・Instagramを活用する方法です。
いずれのSNSもそのアーティストがフォローしている人を見ることで、どういう人と繋がりがあるのかが見えてきます。そこから知らなかったアーティストをチェックすることで、新しい音楽と出会えますね。
自分はどのSNSもやっていないですが、Facebookなんかは海外のバンドが今も積極的に活用しているのでSNSを巡回するっていうのは割と有効な手段だと思います。
Into It. Over It.のEvanがやっているTheir / They're / Thereが8年ぶりに新作をドロップしていましたが、これなんかはメディアでスルーされていてバンドのFacebookを見ていないとわからない情報だったので、リリース後に新曲が出ていたことを知りました。
アカウントを持っている人は是非試してみてください。

有線チャンネル

よくお店等で曲が流れていることがあると思います。
この曲誰の歌だろう と思ったことはありませんか?
僕はそんな時にShazamというスマホアプリを使います。
曲が流れているところで、Shazamを起動するだけでアプリが読み取り、誰の曲かを表示してくれる超優れもの!
これは一時期、ジムでトレーニングしている時にかなり活用しました。本当に高校生の頃にあってほしかった・・・その当時はサビの歌詞だけ聞き取ってネットで調べるっていう方法を取っていたんですが、時間が経つと忘れちゃうし、そういうのってやっぱりその場ですぐ知りたいじゃないですか。
今の所Shazamで読み取った曲は、9割方誰の曲かがわかっているので外で流れている有線に普段から関心がある人は絶対に持っていた方がいいアプリです。

個人ブログ

SNSとも近いものがありますが、個人ブログから情報収集するのも1つの手段です。
このブログは更新頻度がまばらで僕の気まぐれでやっているのであまり参考にはなりませんが(笑)
超有名どころだとPUNX SAVE THE EARTHさんではリリースインフォや来日情報が充実しているし、僕がこういうブログを始めるきっかけになったWorld's On Heroinさんではレビューが読み応えあるし、最近知ったところだと喜怒音楽さんというブログは更新頻度も高く流行りのPop Punk/Metalcoreにスポットを当てた記事が多いので、トレンドを追うにはとても最適な情報源かと思います。

以上、音楽のディグり方を色々と紹介してみました!
参考になれば嬉しいです。

余談ですが、Paramoreが年明けにアルバムをリリースすることが決定しました!
このMVはTurnstileのBrendanが制作を手掛けたそうな。
Paramoreってメジャーのど真ん中で活動するバンドなのに繋がりが凄いよね。American Footballの曲にもゲストで参加していたし、HayleyのソロではバックバンドにJulian Bakerが参加しているし、マジで感心しちゃう。

0 件のコメント:

コメントを投稿