2022/11/06

ELLEGARDENがいつまでもELLEGARDENだった話

 変わらないのも良い事。

2008年に活動休止、2018年に活動再開をした日本のPunkバンドELLEGARDENが来月12月21日に16年ぶりの新しいアルバムを出すそうです。

普段このブログでは、というか自分自身が海外のバンドにスポットを当てていることが多いんですが、新曲聴いて喰らっちゃいました。

なんやかんや言って、僕もこのバンドは通ってきたんですよね。中学の時にスペシャとかM-ON TVを観ていたのでそこで知ったのが最初で、高校に入って自分がバンドをやっていた時期にはコピーもしたし。そういう意味では青春の真っただ中に居たバンドと言っても良いのかな。まだiPodで音楽を聴いていた時代、スマホのスの字もなかった頃です。

熱心なファンでは無かったから正直思い入れという思い入れはないけど、日本のバンドの中では印象に残っているバンドだったのは間違いないです。当時、洋楽かぶれだったので英詩を綺麗な英語で歌っているバンドっていうだけでインパクトがあったし、そしてメロディが凄くキャッチー。日本の音楽にアレルギーを抱いていた当時の自分には、珍しく琴線に触れるバンドだったなぁ。アルバムも聴いたし、もちろん好きな曲もあります。

そこから活動休止っていう話になった時も、そんなにショックは受けなかった。
まぁバンドにはよくある話だよね くらいな感じでした。だから活動再開ってなった時も、おぉこのタイミングで復活するんだくらいにしか思いませんでした。とはいえ、音楽好きな友人ではこの話題で盛り上がったり。

最近になって新曲が公開されていたので、どちらも聴いてみました。
あぁ、ELLEGARDENは変わらないんだな っていうのが最初の感想です。これは良い意味で。海外だと大御所とかがカムバックして、トレンドを意識した曲に変わっちゃってるみたいなことが割とあったりしたから、あんまりハードル上げずに聴いてみたんです。
そしたら思いのほか、スッと耳に馴染んじゃって気が付いたら何回も聴いちゃってました。なんか学生の頃の事が凄いフラッシュバックしちゃって、めちゃくちゃノスタルジーな気持ちになったんですよねぇ。
変化って大事だけど、変化しないことも大事なんだなっていうのを痛感した。

友人が先日のワンマンに行ったので話を聞いてみたら、客層は若者から年配まで幅広い年齢の人が来ていたそう。自分は30歳なんですが、僕より上の人達がブームドンピシャの世代で、下の人達は解散後に知ったとかそういう感じなのかなって思ってました。
そしたら、「親が聴いてたから好きになった」っていう層が割と多いみたい。親から子に、そういう形でカルチャーが引き継がれていくのって、独り身の自分には全く無い観点だったんですよね。これが結構衝撃的でエモい気分になったんです。
確かに、30歳って自分が結婚していてもおかしくない年だし、そこそこの年齢の子供が居てもいい年齢だよなって。
そしてバンド側もこんな嬉しい事無いよなって。

俺が今聴いてる音楽を、自分の子供が気に入って一緒にライブを見に行くなんていうことがこの先あるのかわからないけれど、もしそんなことがあるなら自分はめちゃくちゃ幸せ者だなとか考えちゃって。そういう意味でもELLEの新曲は色々喰らっちゃったんですよね。
MVでも年老いて夫婦になっている描写があるじゃないですか。なんかすごいリンクしちゃう。

そんなわけで新しいアルバムが楽しみなので、リリースされたら絶対聞きます。

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