2023/01/06

Half Thought「Blackout Curtain」

Country: Pennsylvania, US
Release Year: 2023
Label: Self-release
For Fans Of: Clique/Options/Dinosaur Jr.

Track List:
1. Means To An End
2. Blackout Curtain
3. Dissimulate
4. Warmth
5. Energy Push
6. Missing Link
7. Try
8. Nervous System
9. Hard Reset
10. Wonder Over
11. Bio Mimic

元旦にFireworksが9年ぶりとなるアルバムをサプライズでリリースしたのもヤバかったんですが、個人的にはHalf Thoughtの2ndアルバムが年始早々にリリースされたのも激アツでした。
このバンドはTopshelfからリリースしたこともあるCliqueというSlowcoreバンドのメンバーが在籍しているバンドです。Cliqueは実質活動休止状態なのでほぼこっちがメイン。
で、1stアルバム・1stEPともにめちゃくちゃ良かったんですよね。丁度レビューが停滞していたのでこのブログでは取り上げていませんが、年末のまとめ記事では紹介していた気がする。
もう琴線に触れまくりのぶっ刺さりまくり。キャッチ―なのにEmo Revivalの要素もしっかりあって、だけど5th Wave Emoのように詰め込み過ぎないっていう、バランスが最高なバンドです。この曲とか、クッソシンプルなのにめちゃくちゃかっこいいし、ど頭からメロウでエモい!
ずっとクライマックスが続く、ある意味で昨今のリスナーの傾向に沿うようなショートチューン。まだ2023年始まったばかりだけど、もうこれを超えられる曲は早々出てこないだろうなって思っちゃいました。

2022年に出たOptionsにも通ずる技巧的なアレンジもしっかりあって、シンプルだけどシンプルじゃない。だけどシンプルという、矛盾に矛盾を重ねたようなバンドサウンド。
実は結構居そうで居ないバンドだったりするところもミソです。
ここまで削ぎ落として、洗練されていてカッコ良さが光ってるというのは稀有。

本国ですらあまり知名度が無いイメージがあります。Twitterのフォロワーとか40人しかいないし。
とは言うもののex-Punchのメンバーが在籍するSuper Unisonとか、昨年のアルバムが各地で好評だったSweet Pillなんかともライブで共演しているし、hate5sixのYoutubeチャンネルにもフルセットの映像が上がっているので全くの無名というわけではありません。
ここに貼ってるYoutubeの動画も再生回数0がほとんどです。
まぁバンドがプロモーションに力を入れているか否かの違いもありますが・・・

直近でレビューした音源はいずれも知名度のあるバンドなので、正直自分が取り上げなくても知れ渡っているだろうという気持ちがどこかにありましたが。
このバンドは海外でもフックアップされている様子が見られないので、マジで色んな人に聴いて欲しいです。少なくともEmo/Indieを熱心に追ってる人には絶対に刺さります。これはもう保証する。
今まではデジタルオンリーでしたが、今作はカセットテープ(これまたニッチな形態)でもリリースされています。Spotifyにも過去のアルバムやEP全て上がっているので、ぜひぜひ聴いてみてください。
今年イチの激推しバンドです。

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