メンバーの今を調べました。
Hardcore界隈でもひと際存在感を放っていたTitle Fightというバンド。
LifetimeやGorilla BiscuitsのようなHardcoreなサウンドに始まり、後期ではShoegazerやAlternativeなサウンドに変化していきました。
アルバムによって作風が変わっていくというのも彼らの魅力。
どんなサウンドになっても根底にあるHardcoreなマインド・スタンスがシーンから絶大な人気を集めて、ライブはもちろんフェスなんかでも彼ら観たさに大量のオーディエンスが押しかけていたことは、Youtubeにある膨大なアーカイブからも見てわかります。
そんな人気絶頂の中、2018年のライブを最後にTitle Fightは音源のリリースも無くツアーの予定もないという、ある種空中分解な状態になってしまいます。
明確に活動休止だったり解散ということを発表していないのですが、実質そのような状態になっちゃってますね。
またメンバーなどのインタビューでもバンドが解散したということは誰も発言していません。
去年の夏にTexas Is The ReasonのNorman Brannonが主催するPodcastに出演したNed(Ba.)はTitle Fightに関して、「バンドが解散してるとかしてないとかはもはや重要ではない」と発言。これだけ聞くとあぁもうTitle Fightとしては活動しないんかなと思っちゃうよね。
でも一方で「やりたくなったらまたできるのがバンド」とも言っていて、昨今のリユニオンブームを見ているとそこまで深く考えなくても良いのかなとも思うし、ポジティブな側面も残っていることを感じました。
毎年UKで開催されているOutbreak Fest。
今年はAmerican FootballやHave Heartといったレジェンドクラスのバンドが出演することが発表されました。どんどん規模がでかくなっていくし凄い。
一方で「Title Fightは出ないのか」という声もかなり多く見られました。コメント欄マジでこの声多かったです。
それだけ多くの人が未だにTitle Fightの動向に注目しているんだなぁ。
じゃあ、今彼らはそれぞれ何してるの？っていうのが気になったので調べてみました。
Ned Russin (Ba./Vo.)
Title Fight以降も精力的に活動しているのが彼です。
Glittererというソロプロジェクトをやっていて、今月にはAnti-Recordsからアルバムをリリースします。
Title Fightとは一線を画すサウンドで打ち込みだったりベッドルーム的な曲が多いです。
過去にはAlex Gにアルバムをプロデュースしてもらったことも。
最新アルバムではジャングリーなサウンドや、Grungeっぽいギターロックのような曲も収録されるみたいなので要チェック。
Ben Russin (Dr.)
Nedとは兄弟。Alexという兄もいて、彼はCold WorldでGt.を弾いています。（知らなかった！）
彼は色々なバンドのサポートなどをしてきましたが、一番有名どころで言うとCitizenのサポートメンバーです。
Dr.を叩いていましたが、昨年から正式メンバーとなり5枚目のアルバムである"Calling the Dogs"にも参加しています。
Shane Moran (Gt.)
彼もまたサポートで数々のバンドに参加。
直近だと2019～2022年までTurnoverのツアーサポートメンバーとしてGt.を弾いていました。
またHappy Houseという名前でデザインも手掛けており、バンドのグッズ制作などを行っています。
そして、去年Tigers Jawの紅一点であるBrianna Collinsと結婚しています。
（おめでとう！）
Jemie Rhoden (Gt./Vo.)
Nedとともにフロントマンとして存在感を発揮していました。
彼はHazeというソロプロジェクトを行っていましたが、現在は活動していないようです。
SNSもやっていなくてメディアにも全く登場していないので、唯一手がかりがありませんでした。
なので今どういう生活を送っているかは不明です。
4年前のRedditの書き込みでは、学校に通うためにヨーロッパに移り住んだとあります。
この謎めいた感じがいつかのKendrick Lamarのようで、それすらも魅力的です。
また音楽シーンに復帰してくれると良いな。
以上、4人の現在について書いてみました。
Algernon Cadwalladerだって10年後にちゃんと再結成したし、Title Fightも生きてるうちに再結成するんじゃないかなと思ってます。
またこのメンバーがフロアを湧かすところを見たいです。
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