2024/04/08

The Rocking Horse Winner「State Of Feeling Consentration」

Release Year: 2000
Label: Ohev Records
Country: Florida, US
For Fans Of: Jejune/Pohgoh/Ribbon Fix

Track List:
1. From Miles Away
2. Atmosphere
3. When Songbirds Sing
4. Tomorrow
5. Elementary
6. Until Next Time
7. Raspberry Water
8. Sleep Well
9. Sweet Smell Before The Rain
10. Steps In Sand

FL出身のEmoバンド。
同郷のAs Friends Rustのメンバーによって結成。As Friends RustはHot Water Musicのような渋めのサウンドを展開するバンドで、昨年久々にEPをリリースしていたので気になる人はそちらを聴いてみてください。
で、The Rocking Horse Winnerはその音楽性とは打って変わってJejuneやPohgohを彷彿とするEmo/Indieに傾倒したバンドです。軽快でPopな要素もありつつ、エモーショナルなメロディが完全にツボでした。

Jejuneの"Early Stars"があらゆるEmoナンバーの中でトップに君臨していましたが、それが揺らぐくらいこのアルバムには名曲が揃っています。
上に貼り付けたM1は後半の泣きのメロディ展開にやられるし、"Atomosphere"ではコーラスからヴァースに戻る間のエモメロなフレーズがめちゃくちゃ良くて何回も聴きたくなるし、この作品はぎりぎり2000年リリースではあるものの所謂90's以降の女性Emoの中ではぶっちぎりの良さを持っていると言っても過言ではないです。

As Friends Rustの初期はMelodic HxCにも通ずるメロの良さがあります。
なので元々のポテンシャルが高いというのもあるけど、ここまでEmoに上手く消化できているのはセンスの良さも相まってかなと思う。とにかくメロが良い。
The Rocking Horse Winner自体、メジャーなバンドではないし活動期間も短いので正に隠れたクラシックという感じ。
Vo.のJolieの透き通った声はJejuneやPohgohともまた少し違った個性があって、楽曲にすごくマッチしているんだよなぁ。

5th Wave Emoの中でもこういうサウンドに回帰しているバンドはあまり見かけないですね。
しばらくリリースが無いけど強いて言うならFootball etc.くらいかな・・・
近年のEmoってもはやGrungeやAlt-Rockの要素が強くて、こういう正統派なEmoから派生している感じはあまりしないですね。
この後バンドは2枚目のアルバムをEqual Visionというビッグなレーベルからリリースするんですが、そこから活動が途絶えます。個人的にはやっぱり1stが頂点でした。2ndもテイストは同じだから1stが気に入ったら是非聴いてみてください。
Jolieなど一部のメンバーがThe Darling Fireというバンドを始めますが、こっちはRock色が強くてEvanescenceやFlyleafみたいなヘビィさがかなり印象に残ります。
なのでThe Rocking Horse Winnerを期待して聴くとこれじゃない感がかなり出ると思う。

【おまけ】
サウンドスケールはめちゃくちゃかっこいい。

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